ロレックスがパネライにムーブメントを供給していた?・綺麗なムーブメントCal.618

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ロレックスがパネライにムーブメントを供給していた?・綺麗なムーブメントCal.618

ロレックスは現在では完全にマニュファクチュール化しています。

マニュファクチュールとは時計のケースやブレスレット、ムーブメントを自社で開発するメーカーのことで、

殆どの時計はメーカーはムーブメントの供給を他社に依頼している。

今現在完全にマニュファクチュールとなっているのは、

ロレックスの他にはジャガールクルトやランゲ&ゾーネやゼニスが有名。

現在マニュファクチュールになっているロレックスも、

昔はそうではなかった。

しかも2000年という最近まではゼニスのムーブメントを使用していたり、

もっと前はヴァルジュー社の手巻きムーブメントなどだ。

エルプリメロを独自に改良したものをデイトナに載せたりしていた。

Ref.16520だ。

このモデルはすでに廃盤になっていて、

2世代も前のモデルなので、価格もかなり高騰している。

ロレックスとゼニスのビッグダブルネームは廃盤とともに人気がかなり上昇していった。

そんな他社のムーブメントの力を借りて大きく発展していったロレックスも、

1990年代には、

逆に他社にムーブメントを供給している。

後にも先にもこれが最後。

パネライのPAM00021だ。

PAM00021ラジオミールロレックス

これが1997年に登場した、

60本限定で販売されたプラチナ製のラジオミール。

プラチナ製のラジオミールというのは僕はこれまで聞いたことが無かったのでそのことでもちょっとびっくりしている。

しかも時計サイズは47mm。

近年登場したパネライの大型時計と同じ大きさのクッションケースが97年に登場していました。

47mmという大きなケースなのでプラチナの使用量はかなり多い。

オークションでも希少価値も手伝ってか、1500万円あまりの額で落札されました。

Immagini 2251

裏はシースルー。

ロレックスの綺麗な仕上げがされたで巻きムーブメントCal.618。

本当に仕上げ方が綺麗。

Cal.OP-II

これはユニタスベースの手巻きムーブメント。

一般的にはパネライにはこういったのが搭載されていた。

比べてみてもやっぱりCal.618の方がだいぶ綺麗。

ロレックスはすべてに几帳面なのでパネライのプラチナラジオミールの価格がここまでになったのもロレックスのダブルネームだからに違いない。

もともとパネライはロレックスの代理店でした。

なのでロレックスとパネライは何かと縁がある。

2代目のジュゼッペパネライがロレックスの代理店やっていたこともあいまって、

その縁でパネライは90年代にロレックスにムーブメント供給を依頼します。

例え生産された腕時計の本数は60本でも、

時計界にかなり多大なインパクトを与えています。

それというのも、

ロレックス自体がマニュファクチュール化した、時計作りに他社を一切かまないブランドなのと、

硬派でまじめな印象があるのでそういった感じのことがあまり好きではないのかなと。

ティファニーやカルティエとのコラボモデルも90年代に終えている。

特定の人に向けたモデルやコラボ作品などはあまり発表しないロレックス。

後にも先にもこれが最後のムーブメント供給だとしたら、

パネライのPAM00021がこの値段で落札されたのも納得できます。

もちろんプラチナ製というのもあるんですけどね。

これよりもはるかに小さいプラチナ製のデイトナが6,700万円くらいしますから、

希少性とダブルネームということを加えるとこのくらいは普通なのかなと。

高いですけどね。。